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終活と旅立ちの前に 親からの最後のメッセージ

昨日寝る前にYou Tubeを観ていて「オススメ」に出てきた樋口了一さんの「1/6の夢旅人2002」(「水曜どうでしょう」のエンディング曲)を聞きながらコメント欄を読んでいたら、

樋口了一さんと言えば【手紙】が有名ですが…」と書いてあり、その曲を知らなかった私は早速「手紙〜親愛なる子供たちへ〜」を検索して聴いてみた。

 

もともとポルトガルで作られた作者不詳の詩に日本語訳をつけて歌われたこの曲は、これから訪れる(かもしれない)母や父の介護を思い起こさせ、はじめて聞いた曲なのだけど涙が止まらなくなってしまった。

 

私は両親とあまり仲良くなかったけど、私の性格からして仲が悪かったまま両親を見送ると、自分自身が死ぬまで後悔し続けるだろうから、ここ最近はだいぶだいぶ我慢をしたり、だいぶだいぶ「仕方がないな〜」と諦めたりしながら付き合っている。

私が我慢出来るようになったせいか、両親(特に父)もだいぶ周囲に気を使えるようになったと感じる(他人に気を使うことが全く出来ない「少年」のような人だったので)。

 

あと何回、一緒に食事をする機会があるだろう?

あと何回、一緒に出掛けることが出来るだろう?

 

あと何回、実家でランチ会を開くことが出来るのだろう?

あと何回で、母はすべてを忘れてしまうのだろう?

 

今年の1月頃に母が脳神経外科に行った話を少し書きましたが、楽しくて幸せな話ではないので、それ以降はほとんど触れないようにしてきました。

今現在は脳神経外科の薬は飲んでいなくて、呼吸器の病気が見つかって通院&投薬中です。

 

実家では不定期でランチ会があり、ただのご飯会の時もあれば、「終活について」の議題があって、「財産のこと」や「今後の生き方について」「介護のこと」「お葬式のこと」「亡くなった後のこと」などが細かく話し合われ書面に残します。

↑これはかなり長くなるので今回は割愛します。

 

母はまだ普通に元気でご飯も作ることが出来ていますが、1年前の母とは随分様子が違ってきていると思います。

急に始まる介護もあるでしょうが、私の実家では徐々に徐々に不具合が生まれてきていて、今現在は色々な場面で「サポートする」ことに徹しています。

 

(これは綺麗事だと思うのですが、先代の柴ちゃんの介護が辛かった時に「介護をさせてくれるほど長生きをしてくれた、と思えればそれほど長くない介護生活も乗り越えられる」というようなことを読んで、「介護させてくれてありがとう」と思えるようになりました。人間だとまた全然違うのだろうけど…)

 

私はお恥ずかしながら知らなかった曲なのですが、2009年にレコード大賞優秀賞を受賞され、最近では学校でも習うところもあるそうです。

「介護(特に親子介護)」で疲れている方々に向けて紹介される機会が多いようです。

 

いろいろなことが出来なくなっていく親からの最後のメッセージのような歌詞に、私は涙が止まらなくなって、今朝は随分と目が腫れていました…

 

 

「手紙〜親愛なる子供たちへ〜」

(歌詞が載っているこの動画がとてもよかったのでこれを載せます。よかったら聴いて下さい!)


www.youtube.com

 

「手紙〜親愛なる子供たちへ〜」

 

年老いた私が ある日 
今までの私と違っていたとしても 
どうかそのままの私のことを
理解して欲しい 

 

私が服の上に食べ物をこぼしたとしても
靴ひもを結び忘れても 
あなたにいろんなことを教えたように

見守って欲しい

 

あなたと話す時 
同じ話を何度も何度も繰り返しても
その結末をどうかさえぎらずに
うなずいて欲しい

 

あなたにせがまれて
繰り返し読んだ絵本のあたたかな結末は
いつも同じでも私の心を平和にしてくれた

 

悲しいことではないんだ 
消え去っていくように見える私の心へと
励ましのまなざしを向けて欲しい

 

楽しいひと時に 
私が思わず下着を濡らしてしまったり
お風呂に入るのをいやがるときには
思い出して欲しい

 

あなたを追い回し 
何度も着替えさせたり 
様々な理由をつけて
いやがるあなたとお風呂に入った 
懐かしい日のことを

 

悲しい事ではないんだ 
旅立ちの前の準備をしている私に
祝福の祈りをささげて欲しい

 

いずれ歯も弱り 
飲み込む事さえ
できなくなるかも知れない

 

足も衰えて立ち上がる事すら
出来なくなったら
あなたが か弱い足で立ち上がろうと
私に助けを求めたように
よろめく私に 
どうかあなたの手を握らせて欲しい

 

私の姿を見て悲しんだり 
自分が無力だと思わないで欲しい

 

あなたを抱きしめる力がないのを
知るのはつらい事だけど
私を理解して支えてくれる心だけを
持っていて欲しい

 

きっとそれだけでそれだけで
私には勇気がわいてくるのです

 

あなたの人生の始まりに
私がしっかりと付き添ったように
私の人生の終わりに
少しだけ付き添って欲しい

 

あなたが生まれてくれたことで
私が受けた多くの喜びと
あなたに対する変わらぬ愛を持って
笑顔で答えたい

 

私の子供たちへ
愛する子供たちへ

 

 

(テイチクミュージックチャンネルより)

 

 

認知症についての動画をまとめたお話はこちら(興味があったら読んでみて下さい)

boccadileone.hatenablog.com

 

最後までお付き合い頂き、お時間を頂戴しまして、どうもありがとうございます!

なかなか上手に気持ちを表現出来なくてスミマセン…

介護疲れされている方だけでなく、親子関係で疲れた方が少しでも気持ちが楽になるといいなと思います。

もっとこの曲が世の中に広まるといいなぁ…

今週もみなさんが健康で元気に過ごせますように♪

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今年もコスモスを見に行きたいな〜! 2019年撮影