太川さんと蛭子さんの「ローカル路線バス乗り継ぎの旅」が好きで、本放送をやっていた頃は毎回好きで観ていた。
蛭子さんが認知症っぽくなってきた頃、観るたびに(自分の母に似ているな)と思い続けていた。
この番組の最終回(2019年12月25日放送)も蛭子さんの言動にハラハラし(フラフラ一人で歩きだしたり、ボーっとしたり)、
何より2018年8月31日放送のNHKの「ケータイ大喜利」に蛭子さんが生放送でゲストに出ていた時は、正直観ていられなかった。
生放送で、視聴者の方から寄せられる「大喜利」を読み上げる千原ジュニアさん、それを聞いてスタジオが笑う、評価を下す板尾創路さん、2〜3回これを繰り返し、感想がたまったころ今田耕司さんが「どうでしたか?蛭子さん。どれが印象に残りましたか?」とどれが面白かったかを聞く。
番組中3回は今田さんに話を振られる蛭子さん。
でも、何度聞かれても頭を掻いて「忘れちゃったなぁ…」を繰り返す。
どの大喜利も覚えていない様子で、今田さんが静かに焦る感じが画面越しから私には伝わった。
(この番組の後半は蛭子さんがナレーションをするのだが、どの原稿も読むのに引っかかりまともにナレーションが出来ていなかった。)
その後、2020年7月9日放送の「主治医が見つかる診療所2時間スペシャル 蛭子能収の認知症検査に完全密着」を観るべく、実家の母にも「テレビでやるから観てみたら?」と勧めた。
母はずっと「自分は認知症なのでは?」と疑っていたので、自分とは違う蛭子さんの様子を見るとまた違った見方が出来るのでは?と思い私は勧めた。
実際の放送は短時間だったのだが、検査をする様子が映し出されていた。
番組を見た母は「自分とはちょっと違う」と感想を言っていた。
私はすでに母を脳神経外科に連れて行き、どのような検査をするのか知っていたので、検査の様子よりも、「家の中の本が燃えて炎が見える」とか「洗濯物の山を見て、女房が倒れていると勘違いする」とか「トイレのしかたを忘れる」というエピソードのほうに驚いた。
番組によると「レビー小体型認知症」と「アルツハイマー型認知症」を併発しているのでは?というような内容だったと思う。
ご家庭内での介護はすでに始まっているようで(確か奥様も出ていらしてコメントしていた)、幻視がある場合は「レビー小体型認知症」の症状なのだと言う。
私は母にこの症状はないけれど、テレビで観る蛭子さんのボーっとしたり、噛み合わない話をしだしたり、おもむろに歩きだしたり、速歩きが出来なかったり、すぐ先程のことを忘れてしまったり、という症状が母にそっくりだったのでこんな日がすぐ近くに訪れるのだろうと、蛭子さんをテレビで見かけては覚悟していた。
長くなったので、記事をいくつかに分けます。
最後まで読んでくださりどうもありがとうございます。
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