見えない何かと戦うブログ 毎日のわくわくの正体

ハーブやスパイス料理、手芸、カフェ巡りや柴犬が好きな主婦のブログ

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見えない何かに支配される恐怖 パニック障害と生きる 毎日ご飯

昨日は柴ちゃんの幼稚園の日で、私が朝夕の送迎の番だった。

しかし前日の夕方、夫が「明日はリモートにしたから自宅にいて、朝の送迎は自分がやるよ」とメールが来た。

昨年末に犬の訓練所に見学に行ってトントン拍子で通うことに決めたが、ここで一番私たちを悩ませたのは「誰が送迎をするか」ということだった。

普通だったら働いていない私が送迎をするのは至極当然のことなのだが、私は3年前に交通事故に遭ってから車でもパニック発作が出るようになってしまったので、行動範囲が極端に狭くなり、行動様式もパニック発作が出ないように気をつける生活となった。

発作が出そうな場所(橋や慣れない大きな国道、高速道路や一本道などでの渋滞が特にダメ)は通らないようにし、発作が出そうな混雑する時間帯は出掛けないようにし、発作が出そうな寝不足の日は外出しないようにするなど、日常生活に縛りがある生活をしている。

どうしても外出しなければならない時は、事前に夫を助手席に乗せて同じような時間帯に同じ道を通って下見に行き、前日はよく眠るように気をつけ、出掛ける朝は食事は取らないようにする(お腹がいっぱいだと吐き気がしてきて発作が出るので、出掛けた先での食事もお腹いっぱいには食べられない)。

もともと若い頃にパニック障害になって電車に乗れなくなり、不自由な生活を強いられてきたが、年齢を重ね電車に乗る機会もほとんどなくなり、パニック発作も忘れていた。

そんな頃に正面衝突の交通事故に遭い(100対0で相手が悪い)、今まで車に乗っていて発作が出たことなどなかったので、事故のあとまもなく発作が出た時は本当にショックだった。

車というプライベートな空間なのに?!(発作が出た時は慣れない代車だったのだが)

そして交通事故の後は時々発作が出るようになり、はじめて発作が出たのが国道の長い大きな橋の上だったので、それ以来橋を渡るのが怖くなり、予期不安がひどくなった。

こんな経緯があるので、柴ちゃんの訓練所までの道中、大きな橋が2つと逃げ場がない一本道が一箇所あるので、私はすでにビビっていた。

こんな事情もあったので夫は柴ちゃんを「完全預かり訓練」を希望したのかもしれない。

私はしばらく発作も出てないので大丈夫じゃない?と思っていたが、訓練所までの2つの橋は有名な渋滞ポイントで、朝早く寝不足のまま柴ちゃんを連れて渋滞している橋を2つ渡り、慣れない場所へ行くのはまず無理だろうと夫は当初から言っていた(あまりにも言うので私は自信を失くしていた)。

先週、一度は朝に柴ちゃんを私一人で訓練所まで送り届け、その日は訓練所の近くにあるワークマンに寄ったり、出来たばかりのショッピングモールに朝イチで行ったりと元気に過ごしていたのだが、昨日はそんな訳で朝は夫が行ってくれた。

私は、夫が急にテレワークになったので、慌てて午前中にスーパーに行き待たせちゃいけないと慌ててランチの準備をすると、とても疲れてしまい、お昼寝をした。

夕方柴ちゃんを迎えに行こうとお昼寝から起きると、フリマアプリでスカートが売れたのですぐに発送の準備をし、柴ちゃんのもとへ出発した。

いつもは行かない道中のヤマトさんに寄り荷物を発送し(こういう慣れないことをしてはいけない)、もうすっかり日が暮れて真っ暗になった道を走ると「夜に運転するのは久しぶりだな…」とのんきに考えていたのだが、少し気持ちがザワザワしてくるのを感じた。

徐々に夫が今朝話していた「今朝の橋の渋滞は酷かった。橋を渡るのに25分かかった。帰りの2つ目の橋では故障車が止まっていて渋滞が酷く警察が来ていた」という話を思い出していた(昨日の朝は渋滞が酷く往復2時間10分かかったらしい)。

私は心の中で「そんなに不安を煽るような話をわざわざ大袈裟に言わなくてもいいじゃん!」と思ったことがじわじわと頭の中を占めだした。

それは1つ目の橋の手前の信号で右折するのに4回信号を待ち、ようやく右折をして橋を登っていく、ちょうどその時だった。

橋までの一本道、畑の中にある最後の待避場所、これを逃すともうどこにも逃げられない。

私は周囲の迷惑も顧みず、ハザードを出し停車し、顔を覆い頭を抱え、夫に電話。

「発作が出ちゃったから、一旦帰っていい?」

時々、「こんな所で止まるな!」と言うクラクションがすれ違いざまに鳴る。

「ごめんなさい!」と心の中で叫ぶ。

私はなんとか待避場所に逃げ込み、ぐるっと回って家まで戻った。

車の運転自体に問題はない。

帰れると思うともうなんでもない。

発作はだいたい15分あれば収まる。

柴ちゃんのいる訓練所には夫が連絡をして遅れる旨を伝えてくれている。

でもでも、私はその橋を渡ることが出来ない。

たった数百メートルのその橋が怖くて渡れない。

何か見えない力が私の行く手を阻んでいるように思える。

それから寝るまでずっと動悸がして、発作のせいか体がこわばって、今日は体中が筋肉痛というか見えない力で押さえつけられた後のようにぐったりだ。

夫はその後柴ちゃんを迎えに行ってくれ、夕食時に「きっとAmyにとって、訓練所の道までも自分のお庭になれば怖くなくなるよ。遠い園芸店までは一人で行けるんだから。もっと一緒に通えばまたいつか一人で行ける時が来ると思うよ!」と言われた。

パニック発作が出ると「また予期不安に悩むのか…」「一人での行動が難しくなるのか…」と絶望感でいっぱいになる。

悔しくて情けなくて涙は出るけど、しょうがないから諦める。

自分で出来る「認知療法」を取り入れてみようと今は本を探し中。

(交通事故のあとパニック障害に対して病院で薬を出してもらい飲んだのだが、2種類とも副作用が酷かったので、主治医と相談して服薬での治療は断念した。) 

交通事故の時のお話はこちら 

boccadileone.hatenablog.com

毎日ご飯(テレワーク中の500円ランチ)

慌ててスーパーに行ったけど、すぐに食べられるものを買わなかったので、家での余り物でご飯(でも、夫から500円はしっかり頂きます♪)。

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ランチ代として500円夫から貰ってます

*目玉焼きとウインナー、ほうれん草のガーリックソテー、きんぴら、トマト

*納豆&海苔

*母手作りの餃子(冷凍庫にあった)

*昆布の佃煮(お雑煮の時の出汁昆布で作った)と梅干し

*白菜と人参のお味噌汁(久しぶりにとろろ昆布を入れた) 

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夜は焼き肉(和牛とハラミ)

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リンゴのコンポートと干しぶどうの赤ワイン煮(頂き物)をヨーグルトと

パニック障害を理解するのに役立つかと思い購入した本

今の私のように「逃げ続ける不便な生活」はいけないらしい…(わかっているけどなかなか克服出来ない)

わかりやすくて結構面白かった

長くなりましたが最後まで読んでいただきありがとうございます。