9月に近くの低山に登山に行ったのだが、なんの準備もしなかったせいで登らずに帰ってきてしまうという失態を犯した私たちは、登山用の服もリュックサックも、私なんてジーンズすら持っていないというのに、再び登山に行こうと思い立ち、前日の夜に3時間ほど調べただけで筑波山に行くことを決めた。
なぜ筑波山かと言うと、「沸騰ワード」で川田アナと佐藤栞里ちゃんが筑波山にうどんをすすりに行っていたのを覚えていて、その時ロープウェイとケーブルカーがあることを知り、楽そうに登れそうだったので(2019.1/18放送)。
今回ネットで筑波山を調べて出てきたのは↓このような登山ルートがいくつも書かれているページで、私たちでも大丈夫そうだと感じた(あくまで感じただけ)。
ケーブルカーでもロープウェイでも好きな方を現地で選べるよう、駐車場だけは事前にちゃんと調べた。
ネットで調べると上記のように「白雲橋コース」「御幸ヶ原コース」「おたつ石コース」「迎場コース」「山頂連絡路」「自然研究路」とあり、一番楽そうなコースを行こうとだけ前夜決めた。
私は左上の赤い「自然研究路」だけは平坦な道っぽいのでそこは行きたかった。
実際に行ってみて、もし余裕がありそうなら下から登るのもありかな、と。
相変わらず私たちは朝早く起きて行こう!というタイプではないので、いつも通り9時頃起きて、おにぎりを握ってウェイパーでスープを作りスープポットに入れて、11時頃家を出発。
近所のディスカウントストアで飲み物とお菓子を購入。
遭難した時は、チョコレートやナッツ類がいいらしいと聞いたので、チョコレートとアーモンドチョコを買った(夫には「絶対に遭難しないから!」と言われていたが)。
常総インターから下道で50分くらい。
途中「やすらぎの里しもつま」という所でトイレ休憩をした。
ロープウェイ乗り場に到着したのは午後1時半ごろ。
駐車場は思っていたよりも空いていた。
もし出来たら下から登ろうなんて言っていたけど、下から登る人たちはきちんと登山の恰好をしている人ばかりで、しかもこんな昼過ぎから登る人はいなさそうなので、すぐにロープウェイ乗り場へと向かった。
以前、京都の比叡山の激混みケーブルカーでパニック発作が出てしまったので、今回はケーブルカーを避けロープウェイを選択。
私は高尾山のノリで普通の洋服を着ていたのだが、万が一高尾山のようでなかったら困ると思いウォーキング用の服を車に積んで持ってきていたので、駐車場で慌てて着替えた。
筑波山はちゃんとした「山」だった。
多くの方がジーンズにTシャツ、長袖の羽織るシャツを着ていたが、私はウォーキング用のツルツルしたポリエステルの伸び縮みしないズボンにチュニック丈のTシャツのラフなスタイル。
それから遭難しそうもないので、お菓子は泣く泣く置いて行った。
ロープウェイの降り口から女体山の山頂をまずは目指す。
ロープウェイ乗り場から約10分で女体山の山頂。
山頂は写真を撮る人で渋滞していて1分もいなかった。
囲いやロープもなくいかにも山頂という感じで、かなり混んでいるのに座り込んでいるツワモノも何人かいた。
スーツのズボンで登っているおじさんもいて、ウォーキングの恰好の私はちょっとほっとした。
激混みの女体山をすぐに下りて、男体山方面へ行く。
ラブラドールレトリバーやポメラニアンの子もいたけれど、かなり体力がないと岩場が多くて足場も悪いし、わんちゃんには難しい山のような気がした(混んでいたのでわんちゃんも落ち着かない様子)。
↓女体山から男体山への連絡通路上にある茶屋。
女体山の山頂から約10分のところにある。
山歩きなんてしたことがないから、岩場を10分歩くだけで倍くらい時間が掛かっているように感じる。
再び歩き出し、茶屋から約10分で男体山の山頂駅のところに出た。
山頂駅付近でトイレ休憩をして、山頂向こう側にある自然研究路へ。
きっと平坦な歩きやすい道で60分楽しめると期待♪
今回最大の私の目的地だから♪
一方通行だっけ?人が全然来ないけど?
ここまで500mをずいぶん下ってきてちょっと疲れたのだが、この看板の下にある張り紙に驚愕!
「この先迂回路通行禁止」と書いてある。
え?どういうこと?
あまりのショックに写真を撮り忘れたのだが、自然研究路だけをぐるっと回ろうとしている私たちは、頂上を迂回して山頂駅に戻ってこようとしているのに、
迂回路が通行止めということは、山頂を経由しないと帰って来れないということ?
まさか?!本当に?
まだ写真を撮る余裕がある。
迂回路が通行止めって本当の話?
迂回路が通行止めなんて、今までどこにも書いていなかったよ?
迂回路が通行止めなんて、誰もアナウンスしてなかったよ?
迂回路が通行止めなんて、聞いてないよー!
本当に迂回路は通行止めで、そちらの道に行けないから私たちは山頂を目指すルートを選んだ。
この岩場を越えたところが頂上。
男体山の頂上は女体山と違い「山の上」という感じではなく、御本殿があるので見晴台があって歩きやすい場所だった。
今まで登ってきた「THE 山」の雰囲気とはずいぶん違っていて拍子抜けした。
帰り道は、本来男体山の頂上を目指すルートで、たくさんの人が登って来ている道をたどることに。
ちょうど山頂のプレートがある場所で一緒になり、家族写真を撮ってあげたご家族のお子さんは4歳と7歳くらいだった。
こんな小さな子も頑張って登ってきたのね!と思うと、私の「迂回路の通行止めって聞いてないよー!」とずっと叫び続けてきたことが恥ずかしくなって、帰り道では一言も文句を言わずに下山してきた。
男体山を目指す本来の登山道のほうがかなりきつかったので、結果的に森の中を歩いて、最後のほうだけ頑張って岩場を登ったら頂上だったというルートを選んでよかったけど。
ロープウェイ乗り場のお土産屋さんで父に日本酒をお土産に買い、夫とコロッケとかりんとう饅頭を食べ、その後夜ご飯をどうするか車の中で30分以上話し合った。
前回は、よく調べもせずに向かったため引き返してしまったが、今回は「通行止め」なんて書いてあって騙されたけれど、女体山と男体山という2つの山を楽々(?)制覇出来て、運動嫌いで登山なんて無理!な私でも登れたので自信がついた。
迂回路が通行止めだとわかった自然研究路の道半ばで、よっぽど引き返そうと思ったが「先に進む」と決断した私の勇気と、普段から続けていたバックランジが無駄に終わることなく結実し嬉しかった。
またロープウェイかケーブルカーがある山に行きたいと現在調査中。
以前の登山のお話はこちら(よかったら読んで下さい♪)
バックランジのお話はこちら