先週の木曜日に近所の海鮮が強いスーパーで「丸ガニ」というのを見つけた。
最初、丸ガニの隣にあるワタリガニに目が行ったのだが高い。
隣に並んでいるこの丸ガニは6杯で¥322!
このカニがどういうものか全くわからないけれど、これは買いだ!と思いノープランのまま勢いで購入した。
カニなんて自分では買わないし、年末に実家からもらうゆでた毛ガニさえも包丁をいれて食べやすいようにする作業はめちゃくちゃ面倒くさいのに、勢いで買ったけどどうしよう…
ネットで調べると「ヒラツメガニ」とも言うらしく、やはり「カニ汁」が検索に引っかかるけど、それだと面白みがない。
(釣り人のサイトによく引っかかったので、自分でも釣れるカニなのかな?)
以前からブイヤベースを作りたいと思っていたので、どの程度出汁が出るかわからないけど、6杯もあるのでブイヤベースとパスタにすることに決めた(ブイヤベースの出汁は魚のようですが…)
ミソがすごく美味しいカニで、足にはほとんど身が入っていないらしい。
保存しておいたブイヤベースのレシピでは魚介の具は4種類以上と書いてあり、手元に「丸ガニ」しかないので再びスーパーに買い出しに行き、安かったバナメイエビとアサリを購入。
「カニが安かったからブイヤベース」なのにその他の材料で高くなったら本末転倒なので、4品目の海鮮は諦めた。
ネットで丸ガニのさばき方を何度も見て、イメージトレーニング。
甲羅などは柔らかいので、刃が欠けてもいい包丁でさばく。
よく洗ってから「ふんどし」を取って、縦に半分、横は足が3本と2本の間に包丁を入れる(カニみそをこぼさない為)。
包丁の圧力でカニが動いたように見え、びくびくおどおどしながらの作業。
6杯全てを4等分にして、下処理は終了。
ブイヤベースの具用と出汁用(足)、翌日のパスタ用の3つに分けた。
ブイヤベースの出汁用の足はミキサーにかけたけれど細かくならなかったが、なんだかいい匂いがした。
出汁が足りないように感じたので、家にある「自家製えび出汁」(下記参照)も途中で追加。
ブイヤベースの作業所要時間は2時間半。
一番大変だったのは、意外にも「濾す」作業。
ザルでザザザーっと濾せばいいのかと思っていたら、細かくしたトロトロの香味野菜がザルに引っかかり、なかなか濾せない。
少しづつザルで濾して、その濾した後のカス(?)もまだ水分が残っているので2回濾した。
家じゅうの大きなボールを取り出し、何度も洗ったりしながらの作業でした(初めてだったので余計手順が難しく感じた)。
この作業が金曜日だったのだが、私は朝から非常に機嫌が悪く、夜ご飯の時間はかなり険悪な雰囲気に。
(夫が、会社から出る交通費を満額ポケットマネーにしようとして、少しも在宅ワーク中の光熱費の負担を考えないのでイライラしていた←ほぼイチャモンなんだけど)
この冷たいピリピリとした雰囲気のため、「ブイヤベースの味がほとんどわからなかった」と後で言っていた(これにもイライラする←ほぼイチャモンなんだけど)。
翌日の早めの夜ご飯は丸ガニのトマトパスタ。
ダイエットを始めたというのに「無添加の美味しそうなパン屋があった」と言って夫が買ってきたパン。
確かにこちらのパン屋さんのパン生地は美味しかった。
ブイヤベースにパンをつけて食べると美味~♪
翌日のランチはブイヤベースを別で取っておいて、リゾットに。
丸ガニを存分に楽しみました。
スーパーでまた手に入りそうなので、同じように安かったら実家で作ってあげようか考え中です。
自家製えび出汁(粉末)の作り方の記事はこちら
えびの出汁を取った後に殻を粉末にして楽しむ方法
私が持っているフレンチの料理本。
今回のブイヤベースはフライパンで作れないので載っていませんが、生クリームがあればほぼ全部作れます。